社員インタビュー

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代表取締役社長

代表取締役社長:岩井堂 政裕

― これまでのセイコーメディカルブレーン
創業から35年経ちますが、薬局の店舗としては50数店舗まで広がっています。

僕自身が一生懸命頑張ったから増えたというよりも、当社のスタッフが「こういうところに薬局がありますよ」「先生が薬局を出したいと仰っていますよ」という情報を教えてくれて、そういうみんなの力によって増えてきたような歴史があります。

うちのスタッフ、お得意先の方、問屋さん、先生のお知り合いやご兄弟、金融機関、その他地域の方々から、あの先生が医薬分業したいんだよという、お話をいただいて今になっているんだろうなと思います。
― 上場企業との連携とそれぞれの役割
今の医薬分業のあり方がこれでいいのかと言うと、いろいろな疑問がありました。次の世代には今のままでは絶対行かないだろうなと。

我々の調剤薬局の報酬というのは、国民の皆様からの税金であり、社会保険・国民保険という形でいただいておりますので、そういった意味ではどこかで歯止めが効かなくなる時が来るのだろうなと思っていました。

そして、当社のスタッフ、究極は患者さんのことを考えたら、どこか大きなところとタッグを組んでいかなければと考えていました。

そんな中、東邦ホールディングスとの出会いがあり、地域医療は地域の薬局で・会社で守ってくださいという、そこの理念に僕自身が感動するものがあったので、東邦グループと一緒になってほぼほぼ10年くらいというのが今の現状です。

患者様に相対しているというのが医療なんですよね。医療を提供している、お薬を通して患者さまの健康に貢献しているって医療ですけども、ただより良い医療にはより良い安定した経営がないと。例えば今は全自動分包機であったりいろいろなコンピューターであるとか、そういったものはどんどん新しくなっており、患者様のことを考えるとそこは導入していかないといけないですよね。

気持ち的にあるんだけどもでもそれができない。それは資源が求められますので。医療がスムーズになるにはそういうところと一緒に組むことで「経営母体はしっかりと、医療は地域で」という棲み分けができる。

うちのスタッフの中には医療人としてのアイデンティティーが流れていると思いますので、それは東邦グループっていう企業が本体としてあったとしても全然揺るぎないものだとは確信しております。
― 主力事業について
調剤薬局事業に関しましては、誰もが知っている医薬分業の中で、病院での役割と薬局での役割というのが患者様にとってはあるかと思います。

診察は病院で、投薬は薬局で。これを2つに分けることによって…うちのバッジ(ロゴ)ではありませんけども、患者様を病院と薬局が支えるという意味で調剤薬局というのは非常に大事な役割があるのかなと考えます。

それが今のうちがある理由のひとつだと思っていますので、ここはしっかりと事業としてこれからもやっていきたいというのがひとつあります。

それともうひとつの医療コンサル事業につきまして、今は病院やクリニックの経営が非常に厳しい時代になってきております。これは薬局も同様で、少子高齢化で働く人・若者が減っていく中ではどうしても税収が減ってしまいます。

そういった意味では日本のこの素晴らしい国民皆保険・介護保険というものは世界に冠たる保険制度ですので、たぶんここは国も守っていかなければいけないし、それが医療や投薬を受ける患者様に対しての使命なのだろうと思います。

そのためにはより良い環境のもとで医療機関が経営をしていく、そのお手伝いをさせていただくというところが医療コンサル事業における我々の役目です。

(新たに開業されるお医者様は)医療技術に関しては特化されているけれども、「お金はどうするの?」とか「どこで病院を運営するの?」とか「人はどうやって集めるの?」「機材はどうやって買うの?」といった、今度は医療以外のいろいろな付帯を自分で全部やらないといけない。これは非常にストレスがかかります。

お医者さんだからやって当たり前みたいに思われていますけれども、そういうところへ我々コンサルが関わることによってお手伝いし、より良い医療が提供できるようになるというのが目的ですね。
― 働きやすい会社づくり
例えばスタッフの親御さんであるとか、ご夫婦のご主人であったり奥さんから見て「うちの会社に入って変わったね」と言ってもらえるような会社づくりをしたいと思っています。

そうなるためにはどうしたらいいの?と言われたら…、やっぱり上下の関係ではなく横並びで、自分の意見が言えて、自分もその薬局の患者様一人一人に対して関わっているんだっていう、そういう自尊心を持っていただけるような会社づくりを目指したいなと。

そのためにいろんなことをやっているんですけど、ただこれは薬局であればどこも同じような考えかもしれませんが、そこにスタッフのハートが入っているかどうかというのは本当に大きな差なんだろうなと、その点を心がけてやっています。
― 新卒者の方へ伝えたいこと
最初の職場っていうのはものすごく重大になってくると思います。そういった意味では、ぜひ慎重に選んでいただきたいです。

その中でうちは何があるのって言われたら、やっぱり大事にしてるのは、薬剤師としての能力、それと情熱がありますよね。それともう1つは人間性というか人物だと思います。

この3つのうちで何が一番大事かって言ったら、それは薬剤師さんですから薬のことは知らなければいけませんけども、一番大事なのは人間性だと。ここを一番徹底的に磨くことが大事だと思います。うちは一番そこを真に考えています。

自分にとっての損得ではなくて、人と人との関わりの中でどうやったら幸せになれるんだろうか、ということを考えられる人が一番いいのかなと思います。

ただそこに到達するにはいろいろな経験をしないといけないですよ。僕も最初からそういう人間ではなかったので、だから会社として教育ができたらいいなとは思います。
― 今後の会社のビジョン
私どもは東邦グループの一員ですので、東邦グループは「すべては健康を守る」と掲げていますので、そういう会社にはなりたいと思います。

ただし、医療は地域医療というか…薬局の薬剤師さん・スタッフの方が1対1で患者さんと相対して、患者さんの健康を守ることが一番の基本だろうと思うので、会社や店舗が増えようが増えまいが、「1対1」そこは基本として大切にしていきたい。

では、会社はどうなるべきかと言われたら、そのためには、やはり会社は良い方向に発展しなければならないと思います。

そういった意味では東邦グループと一緒になって、うちの会社が九州だけではなくて、日本全国に広がれるようなそういう大きな、それこそ北は北海道・南は沖縄まで店舗があるような、そういう会社にしていきたい。

決して大きさだけではありませんけども、いいものは広げていくという部分がありますので、こういう薬局がいいんだよっていうことを、患者さんが来ていただいたらそれを全国に広めていけるような、そういう会社にしたいと思っております。
― 最後にメッセージをお願いします
スタッフともどもお待ちしております、絶対「入って良かった」と言えような会社づくりを目指しておりますので、ぜひ一緒に仕事をやっていきましょう。よろしくお願いいたします。